2023年現在!フランスのパリ反差別デモはなぜ起こっている?場所や観光旅行などで注意したい場所情報
皆さんは、最近のフランスで起こっている社会運動をご存知でしょうか?フランス全土で抗議デモや暴動が発生し、社会問題となっているのです。
特にパリでは、アラブ系の少年が警察により銃殺されたことが発端となり、大規模な抗議活動が広がっています。警察による発砲の死者の多くがアラブ系や黒人のため、差別感が増し暴徒化していると見られてます。
この記事では、パリの反差別デモについて、その背景、現状、そして観光者や旅行者が知っておくべき情報を詳しくお伝えします。
【2023年】フランス パリで発生している反差別デモの背景と現状
デモの始まりは、2023年6月27日、パリ郊外のナンテールで警察によってアラブ系の少年ナヘル・メルズーク氏が射殺された事件でした。
この事件はビデオに捉えられ、その映像が世界に広まりました。警察による発砲の死者の比率がアラブ系や黒人のため差別として不信感があらわになり暴徒化しています。
これにより、フランス全土で反差別のデモと暴動が起きるきっかけとなりました。
デモのきっかけは、アラブ系の17歳少年がフランス警察に銃殺されたことです。フランスでは移民の増加により仏の人口10%はイスラム教徒と言われており、今後の移民の受け入れにも影響が出てきそうです。
この問題はフランス国内だけでなく、世界中で人種差別や警察の過剰な力行使に対する議論を呼んでいます。このデモが始まってから3日間で600人以上が逮捕されるなど、現状では1300人以上の逮捕者が出ているとされ、混乱の度合いは日に日にエスカレートしています。
デモはフランス全土で起きていますが、特にパリでの規模が大きいと報告されています。現地のメディアによれば、デモ参加者と警察との間で衝突が頻発し、一部では略奪も発生しています。
警察はこれらの暴動を抑えるために涙ガスや放水砲を使用し、デモの規模を縮小しようと努めています。警察署や役所は暴徒に占拠され、ルイヴィトンなどの店舗も暴徒によって略奪され、歴史的な図書館であるマルセイユ図書館も全焼しています。
一部の地域では暴動と略奪がエスカレートし、治安情勢が非常に不安定になっていると報じられています。現状でもまだ緊張状態は続いておりパリでは、歩けない程のデモ隊と警察が集結しており日常生活にも大きな打撃を与えています。
五輪に向け準備中のプールも燃やされ、観光地としての開発を進めている都市計画とは相反する勢力への鎮静にむけ今後新たな動きが行われることでしょう。
フランス パリのデモの影響:都市と交通
デモはナンテールから始まり、パリの他の地域や、マルセイユ、ボルドー、リールなどの主要都市にも広がりました。
特にパリの郊外地域では深刻な暴動が発生し、建物や車が焼かれ、道路が破壊されるなど、大きな混乱が起こっています。
これにより、交通機関にも大きな影響が出ています。全国的にバスやトラムの運行が9時以降停止され、一部地域では更に早い時間に運行停止となっています。
しかし、地下鉄や長距離電車などは現在のところ影響を受けていないようです。これらの情報は変わる可能性があるため、旅行者は出発前に最新の情報をチェックすることが推奨されています。
フランスのパリで発生している反差別デモ影響における観光・旅行で避けるべく場所
混乱が続く中、観光旅行者には特に注意が必要です。パリ市内の主要観光地は現在のところ影響を受けていないようですが、近郊の一部地域では夜間外出禁止令が発令されています。
しかし、最も危険とされるのは、暴動が過激化しているパリ、マルセイユ、ナンテール、ボルドー、リール、リヨンなどの都市です。
現状は事態の収拾見込みが経っていないためフランス全土における暴徒の拡大も考えられます。デモ事態が一般市民に浸透しているため、各種賃金の値上げも通例のごとく余儀なくされることが予想されるため、旅の費用も増大することが想定されます。
安全のために、報道関係者などを除き、現状は観光では行くべき地域ではありません。デモという名目のもとに、暴徒による悪ノリで略奪と破壊を繰り返している現状です。
身の安全の保証はありません。くれぐれも注意して下さい。
まとめ
フランスで起きている反差別デモは、警察によるアラブ系少年の射殺事件をきっかけに始まりました。
これが全国的な暴動に発展し、特にパリ近郊の一部地域では深刻な影響を及ぼしています。観光旅行者は、夜間外出禁止令や交通機関の運行停止など、現地の最新情報を常にチェックし、安全を最優先に行動することが求められます。